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March 04, 2005

夕凪の街桜の国

P1000063いま、話題になっているマンガ、こうの史代『夕凪の街桜の国』。
お昼に覗いた本屋で目に付いたので購入。
原爆を題材にした、悲しく切ない内容ではあるけど、何度も読み返したくなる素晴らしい本。
良質な短編小説のようなマンガとでも表現したらいいいのかなあ。
なんだか日本がおかしな方向に向いている時に、こういう良心的な本が発行され、評価されるのって、すこしホッとする。
作者のこうの史代さんの絵も、すこし古臭い感じがするけど、ぼくは好きだなあ。

作品の中心となる舞台は昭和30年の広島。ぼくがまだ2歳で、父と母がまだ若かったころ。まだ原爆のダメージが人や街に強く残っていたころ。雨漏りのするおんぼろ家で、2歳のぼくを育てながら、父や母はどんな生活をしていたのだろう。2歳のぼくを傍らにおいて、毎日どんな話をしていたのだろう。日曜日は親子3人で仲良くどこかへ出かけていたのかなあ。などと、ちょっと作品とは違った感傷に浸ってしまった。

ちなみにこの作品、平成16年度文化庁メディア芸術祭。マンガ部門大賞を受賞している。

それにしても今回のニッポン放送社員の声明。とんだ茶番だよね。
リスナーへの愛情が感じられないって、問題をつまらないセンチメンタリズムに矮小化して、結局、自分達が見てるのはリスナーではなく、権力者のほうでしょ。日和見のごますり集団にしか見えない。こんなに権力に媚びた社員たちでは、いいもの作れるとは思えないよ。
臆面も無くああいった声明を出す神経が情けない。しかも、全会一致というのが無気味でいやらしい。
だいたい、メディアの公共性とかいうけど、フジ・サンケイグループは、自民党保守派と大のなかよしで、明らかに右傾化してるよね。つまらないバラエティを垂れ流したり、もろ右傾化した論評が公共性があるとはいえないのさ。

別にフジ・サンケイグループはどうなってもいいけど、フジテレビ『目覚まし土曜日』の天気予報は続けてね。

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Comments

いつでも貸し出しするよ。
今度、広島へ帰ったら寄ってください。
そういえば、ミヤちゃんの本もハワイへ行ったんだよね。
ご協力、ありがとう。嬉しいよね。

Posted by: ササキ | March 12, 2005 at 09:33 AM

『夕凪の街桜の国』、電車の広告で知って「読んでみたいなぁ~」と思ってました。今度Pictに遊びに伺ったときには、ぜひ読ませてください!
別記事ですが、junさんがハワイに送った本たち、AMIKOさんの粋な計らいで図書館に寄贈されたそうですね。私も嬉しいです!
今度、読み終わった本をPictに持って行きます。よかったら、次回のハワイ便にいれてください


Posted by: ミヤ | March 11, 2005 at 08:45 PM

夕凪の街桜の国・・・読ませていただき、涙です!
物語りはとても切ないですね。
はだしのゲンは、リアルにショックな作品ですが、
これは心にス〜っと入ってくる感じで、訴えかけられますね。

Posted by: wanpac | March 08, 2005 at 12:43 AM

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