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May 28, 2005

ミリオンダラー・ベイビー

md-baby『ミリオンダラー・ベイビー』を観た。
前から日本での公開を待ちかねていたので、公開初日にさっそくスカラ座へ。
アカデミー賞で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇した、クリント・イーストウッド監督の最新作。
この映画は、なんといってもヒラリー・スワンクがいい。主演女優賞も当然でしょう。
前半、ボクシングジムのシーンでは、いつも画面の片隅でおどおどしながら練習する彼女の姿ある。これがなんともいえず愛らしくていい。
そして、だんだんと画面の中央に出てくる頃には、肉体が軽やかに、そして力強く躍動する。圧倒的な強さを見せつけるマギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)。
しかし、その躍動する肉体を見せつけられているがゆえに、後半になると、そのボクシングシーンが観ている者にボディーブローのように効いてくる。
前半の動に対して、後半は一転して静。
マギーと老トレーナー、フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)の心の交流が淡々と丁寧に描かれていく。
このあたりの演出がさすがクリント・イーストウッド。ほんとうにうまい。
どうして!?と思うくらい、救いようのない物語であるが、なぜか観終わるとかすかな希望を感じる。
それにしても、クリント・イーストウッドは今年でで75歳になるという歳にもかかわらず老いてなお、演出、演技ともに素晴らしい。
ぼくら、まだまだヒヨッコ。学ぶべきことはまだ沢山ある。

ジムに住み込んで雑用係をやっているダンの親友、スクラップ(モーガン・フリーマン)のセリフ。

「誰でも一度は負ける。それからどうするかだ」

いだずらに涙を流させようとする演出もなく、ただ、いろんなエピソードを丁寧に描くことで、人と人の絆の大切さを訴えた心に染みるいい映画です。

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是非、ブログ・ジャーナリストの皆様に本作をご覧頂いて、是非本作の魅力を語っていただきたく思います。
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チケットが当たるバナーを配布しております。よろしければ、下記URLへアクセスしてみてください。
期日・内容等の詳細は下記URLにてご確認ください。どうぞ宜しくお願いいたします。
不適切でしたら本コメントは削除していただいて結構でございます。

URL: http://www.sahara-movie.jp/cp/

Posted by: GAGA 宣伝部 | June 06, 2005 at 05:28 PM

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