チャイコフスキー 交響曲第6番『悲愴』
広島交響楽団の友人が招待券をとってくれたので、チャイコフスキーの名曲を生で聞く機会に恵まれました。
独特の悲しさをたたえたこの曲は、クラシックファンならずとも一度は耳にしたことがあるでしょう。
ここでぼくは、自分でもびっくりな失敗をやらかしてしまいました。
なんと、第三楽章の終わりで、拍手してしまったのです。
なんたる不覚。
この曲は、それまでの交響曲の常識にはなく、終楽章にゆっくりとした楽章を置く独創的な構成となっているため、知らないで聴くと激しい第三楽章が終わりかと思ってしまうのです。そんなことは百も承知なのですが、思わず手を叩いてしまったのですねえ。
隣にいた見ず知らずのご婦人もつられて拍手してしまい。
小さな声で「ああ恥ずかしい・・・」と言っていました。
ごめんなさいね、ぼくのせいで。
言い訳するなら、演奏がすばらしかったので、第三楽章の盛り上がりに感動して我を忘れたってことです。
べつに、感動したところで拍手したっていいじゃねーか。って開き直りか!